生活から見る保険社医

 

保険社医は、生命保険会社などに勤務する、あるいは委嘱を結んだ医師のことです。
詳しくは東京保険医協会のサイトをなどを参考にしてください。

一般的な勤務医とは異なり勤務先は保険会社となります。
主に被保険者の健康状態を診断したり、保険金支払いの公平性の査定を行う仕事です。

勤務医とは違い、保険社医は一般企業に勤務する従業員と同じです。
勤務時間は保険会社の従業員と同一であり、週休2日が基本となっています。
その一方で残業を強いられる可能性はほとんどなく、よほどの繁忙期でなければ定時で退社できます。
オンコールや救急の呼び出しもいっさいありません。
定時退社が可能で、かつしっかり休みを確保できることが保険社医の魅力と言えます。

そのため、家庭と仕事を両立させることも難しくありません。
勤務医のように多忙を極めることもないため、生活にゆとりが生まれるでしょう。
医療現場のようなプレッシャーもなく、ゆったり働ける点が強みです。

給与面から見る保険社医

 

一方、勤務医と給与面を比較してみると、平均相場はやや低めになっています。
保険社医の給与は勤務先により変わりますが、大体1200万円から1500万円が相場になっています。

ただし、おおよその上限が1500万円ほどのため、勤務医のように年収2000万円以上をもらうことは難しいのが実情です。
もし勤務医から保険社医へと転職する場合、年収がダウンする可能性も残されています。

そのかわりに保険社医はその他の条件が非常によく、勤務医に劣るとは言いがたい側面があります。
例えば当直やオンコールがなく定時退社が可能なうえ、休みも週2日は確保できるなど、勤務医にはない魅力があります。
こうした勤務条件を考慮すると、保険社医の年収も妥当と言えるでしょう。
確かに金額そのものは勤務医に劣りますが、労働条件を加味すれば魅力は大きいのが特徴です。

ただ、実際の賃金は保険会社により異なります。
未経験の場合や、勤務地によっては1200万円を下回る可能性もあるため、気になる方は募集要項等を確認しておきましょう。

保険社医になるためには?

 

生活にゆとりが生まれる保険社医は、特別な地位や資格、スキルなどは求められません。
あくまで医師免許さえ保有していればよく、例えば免許取得後にすぐ保険社医として働くことも可能です。

保険会社によっては独自の条件を設けている場合があります。
例えば医師の実務経験数年以上、特定診療科での臨床経験数年以上など、何らかの条件が指定されている場合、これを満たしていなければ応募できません。
ただし、このような条件は保険会社次第ですので、応募前にチェックすることをおすすめします。

保険社医のメリット・デメリット

 

保険社医はいくつかのメリットがあれば、少なからずデメリットもあります。
これらをどう捉えるかは個人次第ですが、秤にかけて判断しましょう。

〇メリット

  • オンコールや救急がない
  • 定時退社が可能
  • 医師以外の特別な資格やスキルが不要

×デメリット

  • 臨床経験を積めない
  • 治療行為はできない
  • 年収水準は勤務医より低め

オンコール・救急時の呼び出しが無い点は保険社医の利点であり、魅力でもあります。
また、勤務時間は保険会社に合わせるため、定時退社できる点もメリットでしょう。
医師免許以外の特別な資格・スキルも不要であり、保険会社の募集条件を満たせば誰でも保険社医に転職できます。

その反面、勤務医よりも低い年収が一番のデメリットでしょう。
保険社医はあくまで被保険者の審査や査定が主な業務であり、治療行為もできないため、これらに未練がある方には不向きの職種と言えます。
また、将来開業を考えている方も、臨床経験を積めないことには注意が必要でしょう。